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キャットフードの原材料(とうもろこし・コーングルテン・ホミニーフィード)

キャットフードを製造する場合、とうもろこしの類が使われていることがあります。
しかし、野生の猫はとうもろこしの類を食べることはありません。
それでも、キャットフードには主原料として使われる機会が多いです。
そこで今回は、キャットフードの原材料である、とうもろこし・コーングルテン・ホミニーフィードについてご紹介します。

とうもろこし・コーングルテン・ホミニーフィードの特徴とは

キャットフードの原材料には、とうもろこしの類として、コーングルテンやホミニーフィードといった聞き慣れない単語がでてきます。

これらは大きく分類すると、とうもろこしですが、素材として加工されるまでには大きな違いがあります。
以下では、この三種類の特徴についてご紹介します。

とうもろこし

とうもろこしと聞くと、私たち人間が食べているとうもろこしを想像する飼い主さんも多いことでしょう。
しかし、一般的にスーパーなどで売られているとうもろこしとは少し違います。

キャットフードに使われているとうもろこしは、飼料用として育てていることが多く、黄色い実はあまりついていません。
飼料を目的として栽培しているとうもろこしは、牛や羊が飼育されている一般の牧場へ行くと、見られることがあります。

また収穫後は、そのまま粉砕し、飼料用として加工されます。

コーングルテン

コーングルテンとは、とうもろこしからコーンスターチ(デンプンのこと)を作るときに出る残りカスのことです。

デンプンを取り除いているため、たんぱく質が多く含有されています。
キャットフードは他のペットフードに比べ、たんぱく質の含有量が多いため、頻繁に使われています。

ホミニーフィード

ホミニーフィードとは、コーングリッツ(ビールやコーンフレークに使用)を製造する際に、とうもろこしを乾燥加工した際の残りカスのことです。
とうもろこしの細粉、胚芽、皮、デンプンなどが混合しています。

脂肪分がとうもろこしの約2倍もあるため、キャットフードのエネルギー(カロリーともいう)の源として使われることが多いです。

とうもろこし・コーングルテン・ホミニーフィードがフードに使われる理由とは

とうもろこしやコーングルテン、ホミニーフィードが多くのキャットフードで使用されているのは、原価が安いためです。

肉食動物である猫にとって、たんぱく質や脂肪分は肉や魚から補給した方が効率的で健康にも良いです。
しかし、キャットフードを低価格で販売するためには利益が少ないため、とうもろこしの類を利用して製造します。

また、これらの素材には、コストを抑えるために有益となる、それぞれの理由があります。
以下では、この三種類がフードに使われる理由をご紹介します。

とうもろこし

とうもろこしには食物繊維が含まれているため、お通じの改善に適しています。
そのため、便秘解消や毛玉ケアのキャットフードでは率先してとうもろこしが使われやすいです。

健康的な排便を促すためには、オリゴ糖やビフィズス菌といった高価なサプリメントなどが必要です。
しかし、低価格で便秘対策などができるキャットフードを製造するために、とうもろこしが使われていることが殆どです。

コーングルテン

コーングルテンには、とうもろこしより多くのたんぱく質が含まれています。
そのため、総合栄養食(※)のキャットフードの栄養基準を満たすために使われていることが多いです。

しかし、植物性たんぱく質(トウモロコシなど)と動物性たんぱく質(肉や魚など)では、アミノ酸組成が異なるため、とうもろこしでは効率良くたんぱく質を取り入れることができません。

(※)総合栄養食とは
総合栄養食とは、そのフードと水だけで必要な栄養が確保できるフードのことです。
必要な栄養価の基準は決められているものの、キャットフードの製造に使用する素材の指定はないため、メーカーによりフードの原材料は大きく違います。

ホミニーフィード

穀物を主原料としてキャットフードを製造すると、低カロリーになってしまいます。
しかし、ホミニーフィードは高カロリーのため、エネルギーを調整するために使われます。

とうもろこし・コーングルテン・ホミニーフィードのメリットとは

とうもろこしやコーングルテン、ホミニーフィードは、決して悪い食品ではありません。
食物繊維により便通を整え、毛球症などの病気を予防する効果があります。
また、肉や魚だけでは不足しがちなアミノ酸を含んでいるため、体内のアミノ酸を調整するためにも適しています。

近年では、とうもろこしなどの穀類が、キャットフードの原材料として相応しくないと認識されがちです。
しかし、とうもろこしなどは使用量を調整すれば、猫の健康を支える食材の一つとなります。
現在のキャットフードでは、とうもろこしなどの穀物を使う場合、主原料として使ってしまうため、アレルギーや皮膚トラブルなどが起きてしまいます。

そのため、とうもろこしなどが入っていなければ良いキャットフードというわけではないのです。