厳選!キャットフード安心ナビ
メインイメージ
※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

No.1 カナガン

カナガン

No.2 シンプリー

シンプリー

No.3 FINEPET'S

FINEPET'S

キャットフードに含まれている栄養素(炭水化物)

キャットフードには炭水化物が含まれています。
しかし、肉食動物である猫にとって、炭水化物は必ず必要な栄養素なのでしょうか。
そこで今回は、キャットフードに含まれている栄養素の一つ、炭水化物についてご紹介します。

炭水化物が猫に及ぼす役割

キャットフードには、栄養素の一つとして炭水化物が含まれています。

炭水化物は、糖質と繊維質で構成されており、その多くは植物から得られる栄養素です。
人間の場合は糖をエネルギー源としているため、炭水化物は重要な栄養素です。
しかし猫の場合は、たんぱく質と脂質をエネルギー源としているため、そこまで重要な栄養素ではありません。

そのため、炭水化物を摂取し過ぎると、余分なエネルギーとして体内に蓄積され、肥満やアレルギーの原因となるため、給餌量には注意が必要です。

炭水化物が主原料のキャットフードは良いのか?

炭水化物が主原料のキャットフードとは、トウモロコシや小麦といった穀類をメインに使用しているフードのことです。

このようなフードは価格が安く、多くのスーパーやホームセンター、ドラッグストアで販売されているため、与えている飼い主さんも多いです。

しかし、猫は炭水化物に含まれるデンプンの消化、吸収が特に苦手なため、このようなフードばかりを与えていると、身体に負担をかけてしまいます。

そのため、肉や魚といった動物性たんぱく質を主原料としているフードや、糖質によるエネルギー量が総エネルギー量に対し、半分以下のフードを与えるといいでしょう。

炭水化物の注意点

炭水化物に含まれている繊維質は、猫がもつ消化酵素では分解できません。
そのため、大腸で整腸作用を起します。

これは、繊維質がドライキャットフードに対し、2%程度と少量であれば良いのですが、7%を超えてしまうと、繊維質を多く摂取し過ぎてしまい、腸内でトラブルを起こしやすくなります。

また、毛球症(※1)や肥満対策、便秘といった病気を療法食(※2)により治療を行う場合、繊維質が20%を超える場合もありますが、治療のためのフードなので問題はありません。

(※1)毛球症とは
毛球症とは、グルーミングなどにより誤飲した被毛が毛玉のような状態になり、腸内に留まることです。
毛玉が大きくなると、嘔吐や通過障害が起こり、症状が悪化すると開腹手術によって、直接毛球を取り出すことになります。
特に、長毛種は被毛が腸に溜まりやすいので、毛玉を吐き出しているか、観察をしましょう。

(※2)療法食とは
療法食とは、病状に合わせて、原材料や栄養素を調整しているフードのことです。
病気に適した食事を与えることで、病気が回復したり、症状が緩和されたりします。
しかし、健康な猫が食べ続けると栄養に偏りが出てしまい、返って体調を崩してしまうので与えてはいけません。

肉食動物である猫にとって炭水化物は、重要な栄養素ではありません。
しかし、猫は便秘をしやすい動物なので、少量であれば、大切な栄養素の一つです。

そのため、普段は肉や魚を主原料としたフードや、グレインフリー(穀類不使用)のフードを与え、たまに炭水化物をあげるといいでしょう。