毛並みを良くするキャットフード
猫の毛はいつまでも触っていたいほど、気持ちがいいですよね。しかし、毛並みの悪さを悩んでいる飼い主さんもいることでしょう。
もしかしたら、その原因はキャットフードにあるかもしれません。
そこで今回は、毛並みを良くするキャットフードについてご紹介します。
毛並みは体調をチェックできる
猫は体調の変化が毛並みに現れます。そのため、毎日のブラッシングは欠かせません。
ブラッシングは毛並みを整えるだけでなく、フケや皮膚炎といった肌トラブルを見つけることもできるので、対策がとれます。
以下では、毛並みをよくするための対策をご紹介します。
ブラッシング
毛並みを良くするためには、ブラッシングが最適です。アメリカンショートヘアやロシアンブルーといった短毛種の場合、全身をブラシで梳かすだけでキレイになります。
しかし、ペルシャやメインクーンといった長毛種の場合、長い被毛が絡まってしまうため、コームで梳かしてから、ブラシで梳かさないと、キレイな毛並みになりません。
飼っている猫の被毛の長さに合った手入れをしてあげましょう。
キャットフードの切り替え
キャットフードが体質に合わないと、毛並みが荒れてしまいます。また、毛並みを保つために必要な良質なたんぱく質、ビタミンA、ミネラルの三種類の栄養素がバランス良く摂れないキャットフードを食べていると、毛並みが荒れてしまいます。
毛並みを良くするキャットフードの特徴
以下では、毛並みを良くするキャットフードの特徴についてご紹介します。タウリンを補う
タウリンは、目、心臓、肝臓の働きを維持するために欠かせない栄養素です。しかし、猫はタウリンを体内で合成できないため、キャットフードなどの食品から摂取しなければいけません。
身体の内側から毛並みを整えるためには、臓器を活発にする必要があります。
良質な高たんぱく質が重要
美しい毛並みを手に入れるためには、良質なたんぱく質が必要不可欠です。良質なたんぱく質は、毛並みを良くするだけでなく、筋肉や皮膚を作るのにも使われています。
また、猫は肉食動物のため、たんぱく質は多めに摂取しなければいけません。
グレインフリー
一般的なキャットフードは、穀類が主原料として使用されています。しかし、猫は穀類を必要としていないため、穀類ばかりをあげると、消化、吸収が上手くできず、体調不良を起こし、毛並みが荒れてしまいます。
そのため、グレインフリー(穀類不使用)のキャットフードをあげるといいでしょう。
ビタミンAは欠かせない栄養素
ビタミンAには、目の健康維持や皮膚を正常に保つ働きがあります。皮膚が正常に機能していると、自然と毛並みを良くすることができます。
但し、過剰に摂取すると肝臓に蓄積し、身体に老廃物が溜まりやすくなるため、注意しましょう。
ミネラルは必要な量が少ない栄養素
ミネラルには、カルシウム、鉄、ナトリウムなどがあります。ミネラルは過剰に摂取すると、腎臓などに負担をかけてしまいますが、身体の中で作ることができないため、欠かせない栄養素です。
毛並みを良くするキャットフードのあげ方
毛並みを良くするためには、猫に必要な栄養素がバランス良く配合されているフードが最適です。しかし、あげ方を誤ると、効果が半減してしまいます。
以下では、毛並みを良くするキャットフードのあげ方についてご紹介します。
快適な空間で食事をあげる
猫はストレスによって、体調を崩してしまいます。その初期段階として、毛並みが荒れます。
折角、毛並みを良くするキャットフードをあげても、猫にストレスを与えながら食事をさせたのでは、意味がありません。
例えば、飼い主さんによっては、生活動線の上で食事をあげる方がいます。
このような落ち着きのない場所で食事をしていると、猫はストレスを感じます。
そのため、食事をする場所は、部屋の隅など、静かで落ち着いた場所であげるようにして下さい。
新鮮なキャットフードをあげる
キャットフードの保管が正しくできておらず、劣化したキャットフードを食べ続けている猫がいます。すると、毛並みが荒れ始めます。
キャットフードの保管は、直射日光が当たらない涼しい場所が適しています。
毛並みを良くするため、常に新鮮なキャットフードをあげましょう。
美しい毛並みは、健全な肉体を保持している証拠です。
また、毛並みが多少、悪くなったときは、サーモンやチキンなど、良質なたんぱく質などを含む新鮮な食材をあげることで、改善できることが殆どです。
大切な飼い猫と楽しい生活を送るためにも、毛並みを良くすることは大切です。