猫の好みに合わせたキャットフードの選び方
毎日する食事だからこそ、猫には好みに合わせたキャットフードを食べさせたいものです。しかし、多くの種類があるキャットフードから、飼い猫が好むフードを見つけ出すのは難しいことでしょう。
そこで今回は、飼い猫が好むキャットフードの選び方をご紹介します。
飼い猫が好きな匂いを知る
猫は食事をするとき、味ではなく、匂いで食事の良し悪しを判断します。そのため、飼い猫の好みに合わせたキャットフードを選ぶなら、まずはその子の好きな食べ物の匂いをリサーチしましょう。
キャットフードの匂いは主に2種類あり、食材の味を楽しむナチュラルタイプと、チキンやマグロといった素材の味を模した粉末やオイルを添加したフレーバータイプがあります。
ナチュラルタイプのキャットフードは、食材から香る匂いを大切にしているため、強い匂いはせず、比較的、香りが薄いのです。
また、食材から香るナチュラルな匂いは、食材の品質が良いからこそ実現することもあり、猫が好んで食べることが多いです。
一方、フレーバータイプのキャットフードは種類が多く、価格が手頃です。
子猫の時期からフレーバータイプに慣れている猫は、強い匂いのフードを好む傾向があるため、低価格のフードでも喜んで食べることが多いです。
猫が好きなキャットフードの匂いは、多くの種類のフードを与えて試してみないと、判断できません。
飼い猫が好きな匂いを知るためにはフードを与え、食いつきが良かったフードを厳選して判別して下さい。
飼い猫が好きな食感を知る
続いては、飼い猫が好きな食感をリサーチしましょう。猫は年齢によって好きな食感が違います。
一般的に、歯が生え始めたり、乳歯から永久歯に生え変わったりする時期の子猫は、歯や歯茎に感じる違和感から、ドライキャットフードのような固い食感を好みます。
また老いにより、歯がグラグラと抜けそうだったり、抜け落ちたりすると、スープタイプのウェットキャットフードや豆腐のように柔らかい食感を好むようになります。
このように、猫が好む食感は年齢によって変わるため、生涯、同じ食感を好むことは滅多にありません。
そのため、日頃から飼い猫が食べる姿を観察し、固さや舌触りなど、猫が好んで食べているフードの特徴を知っておきましょう。
飼い猫が好きなキャットフードのタイプを知る
キャットフードは主に、ドライタイプとウェットタイプがあります。総合栄養食(※)として販売されているフードは、ドライタイプが多く、与えている飼い主さんも多いです。
一方、ウェットタイプは原材料の形が残っている上、香りも良いので、好む猫が多いです。
どちらも総合栄養食であれば、猫の健康面においては問題ないので、好みのタイプを与えて下さい。
但し、ウェットタイプは口内に食べカスが残りやすく、時間が経過すると歯垢として歯に付着するため、毎日、歯磨きをする必要があります。
(※)総合栄養食とは
総合栄養食とは、その製品と水で必要な栄養が確保できるフードのことです。
キャットフードだけを与えて飼育する場合、総合栄養食を主食として与える必要があります。