スープ・シチュータイプのキャットフード
キャットフードには様々な種類があります。その中で、最も流動的に食べられるのが、スープ・シチュータイプのキャットフードです。
子猫から老猫まで美味しく食べることができるスープ・シチュータイプとは、どのようなフードなのでしょうか。
スープ・シチュータイプとは、噛まなくても食べられるフード
具材よりスープがメインのキャットフードを、スープタイプと呼びます。また、スープのみで、具材が入っていないフードもあります。
スープ・シチュータイプについて、特に規定はなく、消費者に分かり易く伝えるため、呼び名を変えています。
例えば、クリームシチューのような色をしたスープタイプをシチュータイプと呼んだり、スープの状態により、チャウダーやポタージュなどと、パッケージに表示されることもあります。
そんな多彩なスープ・シチュータイプのフードは、どのようにして与えれば良いのでしょうか。
スープ・シチュータイプの与え方
スープ・シチュータイプのキャットフードには、総合栄養食と一般食がありますが、その殆どは一般食です。スープ・シチュータイプは、液体がメインのため、製造の際、栄養バランスが取りにくいです。
そのため、総合栄養食と表示されているフードは、高額です。
また、低価格の総合栄養食は、栄養強化剤を使用しています。
栄養強化剤は、人間の食品にも幅広く使用されており、危険な添加物ではありません。
しかし、健康に気を配るのであれば、添加物から栄養補給をするのではなく、天然の食材から栄養を確保するのが望ましいです。
このような理由から、スープ・シチュータイプは主食としてではなく、おやつや贅沢品として、一般食をたまに与えるのが良いです。
そんな嗜好性の高いスープ・シチュータイプのフードは、どのような猫が食べているのでしょうか。
スープ・シチュータイプは弱った猫にオススメ
スープ・シチュータイプのキャットフードは、子猫、老猫、闘病中の猫などにオススメです。スープに栄養が含まれているので、栄養と水分を一緒に補給することができます。
特に、寝たきりの猫や歯が抜けた猫は、フレークタイプやパテタイプのウェットキャットフードですら、咀嚼するのが厳しいです。
そのため、栄養をすこしでも余分に摂らなくてはいけない弱った猫にとって最適です。
では、弱った猫には、どのようにして、スープ・シチュータイプを与えれば良いのでしょうか。
病気の猫への与え方
病気により、思うように食事ができない猫には、スープ・シチュータイプのキャットフードが食べ易いです。そのまま与えるのも良いですが、ぬるま湯を加え、水分量を増やすと、猫に必要な水分を補給することができます。
猫は味の濃い食事を好む上、水をあまり飲まないので、腎臓に支障が出やすい動物です。
スープをお湯で薄めるのは、腎臓への負担軽減にもなる上、栄養価は維持できるので、バランスの良い食事を摂ることが長寿に繋がります。
スープ・シチュータイプは、主に、老猫向けに販売されています。
猫の長寿が当たり前になっている昨今、18歳以上の猫用のスープ・シチュータイプも販売されています。
あなたの愛猫もいずれお世話になるかもしれないので、今から少しずつ与え、スープ・シチュータイプを食べ慣らしておくのも、良いでしょう。