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キャットフードに含まれている栄養素(マグネシウム)

キャットフードに含まれているマグネシウムは、猫の健康をサポートするために役立っています。
その一方、マグネシウムが多く含まれているフードを与え続けると、尿路結石や腎不全といった泌尿器系の病気を発症することがあります。
そこで今回は、キャットフードに含まれている栄養素の一つである、マグネシウムについてご紹介します。

マグネシウムはアミノ酸や脂質をエネルギーに変える働きがある

マグネシウムは猫にとって必須ミネラルの一つであり、アミノ酸や脂質をエネルギーに変える働きがあります。
また、心筋や骨格筋、神経を正常に機能させるためにも欠かせません。

マグネシウムが不足すると、手足の痙攣や食欲不振といった症状がみられます。
また子猫の場合は、発育に遅れが出ることもあるので、キャットフードから十分な量のマグネシウムを摂取しましょう。

マグネシウムの過剰摂取は病気の原因になる

猫にとってマグネシウムの摂取は、他の栄養素に比べて難しいです。

なぜなら、過剰に摂取してしまうと、マグネシウムが尿に含まれるカルシウムやリンと結合して、尿路結石や泌尿器系症候群を発症するリスクが高くなるためです。

猫の先祖は、水の確保が難しい砂漠で生活をしていたため、水分補給をあまりしません。
それに伴い、おしっこの量が少なく、濃度が濃いです。
そこへマグネシウムが過剰に含まれたキャットフードを食べることにより、肝臓や腎臓に負担をかけてしまいます。

特に、高齢の猫は臓器の機能が低下している子が多いため、マグネシウムを上手に排出することができず、マグネシウムが結石になったり、腎臓などを傷付けたりしてしまいます。

そのため、マグネシウムの含有量はしっかりとチェックする必要があります。

マグネシウムを抑えたキャットフードの注意点

AAFCO(※)によると、成猫のキャットフードに必要なマグネシウムの量は全体の0.04%以上としており、子猫の場合は0.08%以上です。

この基準を参考に、マグネシウムの含有量を0.08%程度にして製造されたキャットフードがあります。

このような低マグネシウムのキャットフードは、健康な猫のためのフードとして販売されているのではなく、尿路結石の治療や予防のために販売されています。

但し、低マグネシウムであれば、良質なキャットフードとは限りません。
低マグネシウムのフードの中には、とうもろこしや小麦といった穀類をメインにしているフードもあります。

穀類のような植物性たんぱく質は、尿がアルカリ性になりやすいため、折角マグネシウムを抑えていても、尿に含まれるリンと結合し、尿路結石のリスクを高めてしまいます。

そのため、低マグネシウムのキャットフードを選ぶ際は、肉や魚といった動物性たんぱく質を主原料としたフードを選ぶといいでしょう。

(※)AAFCOとは
AAFCO(米国飼料検査官協会)とは、キャットフードを作る際の栄養基準を設けている機関のことです。
日本でキャットフードを製造する際は、AAFCOの栄養基準が採用されています。

マグネシウムは尿路結石のリスクを高めるため、含有量を確認することが大切なことです。
しかし、少なければ良いというわけではありません。
もし、マグネシウムを取り過ぎたと気にしているのであれば、水をたくさん飲ませるといいでしょう。