キャットフードはどれぐらいの温度であげるのがいいのか
あなたはキャットフードを与えるとき、フードの適温について考えたことはありますか? おそらく、常温のドライキャットフードを与えている飼い主さんが殆どでしょう。しかし、季節や猫の健康状態によっては、キャットフードを温めてからあげた方が健康的な場合があります。
そこで今回は、キャットフードはどれぐらいの温度であげるのがいいのか、ご紹介します。
キャットフードは人肌ほどの温度であげるのが最適
猫の祖先は、捕獲した獲物を新鮮な状態で食べていました。そのため、獲物となった動物の体温が残っている間に食べてしまいます。
この名残もあり、猫は人肌ほどの温度でキャットフードをあげると食いつきが良くなります。
また、キャットフードは温めることにより、香りが引き立ちます。
猫は嗅覚が発達しているため、香りがいい食事は美味しいと判断し、喜んで食べます。
ドライキャットフードは温めると食いつきが良くなる
ドライキャットフードは、常温であげるのが適しています。しかし、食いつきが悪い猫には、人肌ほどの温度になるまで電子レンジで温めてからあげると、食いつきが良くなります。
ドライキャットフードをふやかす場合、36℃前後のお湯を使いましょう
離乳期の子猫や、歯が抜けた高齢猫には、ふやかしたドライキャットフードが必要です。しかし、ドライキャットフードはふやかすことを目的としていません。
そのため、熱湯でふやかしてはいけません。
フードに含まれる栄養が破壊されてしまいます。
ドライキャットフードをふやかすなら、人肌ほどのお湯で10~15分ほどの時間をかけましょう。
そうすることで、いい香りをさせながら、栄養を残すことができます。
冬場にはウェットキャットフードを温めるといい
冬場などの寒い日にウェットキャットフードを与えるときは、37℃前後に温めてから与えるといいです。ウェットキャットフードは嗜好性が高いため、手を加えなくても食べる猫が多いのですが、寒さにより体力が低下し、活動時間が少なくなっている猫には、温かいフードをあげて、身体の芯から温めてあげることで活動的になります。
子猫のミルクは38~40℃が適温
子猫にミルクをあげるときは、母乳と同じ38~40℃に温めましょう。絶対にしてはいけないのが、冷蔵庫から出したミルクを直接あげることです。
冷たいミルクは、下痢や体温の低下に繋がります。
子猫にとって、38~40℃のミルクは一番飲みやすく、健やかな身体を作るのに適しています。
冷たい食事は体を冷やすため、暑い夏場であっても、温かい食事を取り入れることは体にいいといわれています。
猫の肉球が冷たいときは、キャットフードを温めてあげると、身体が温まり、健康的です。