体臭をおさえるキャットフード
猫から体臭がしているとき、放っておいてはいけません。キャットフードの種類やあげ方に問題があるかもしれません。
そこで今回は、体臭をおさえるキャットフードについてご紹介します。
体臭の原因とは
猫はとてもキレイ好きな動物です。それは、猫の先祖は天敵に発見されにくくするため、体臭を常に気にしていたためともいわれています。
そのため、全身をグルーミングし、匂いがしない状態にしています。
では、どうして体臭がするのでしょうか? 以下では、体臭の原因についてご紹介します。
皮膚病
体臭がする原因の一つに、皮膚病があります。皮膚に炎症が起きたり怪我をしたりすると、患部が化膿し、臭いを放つことがあります。
その場合、直ぐに動物病院へ連れていき、治療が必要です。
食生活
常に置き餌を食べさせていたり、開封から数か月が経過したキャットフードを常備食として食べさせたりしていると、呼吸の際に口臭として、胃から酸化したキャットフードの匂いがします。臭いを防止するため、猫には新鮮なキャットフードをあげましょう。
歯の匂い
歯についた歯垢や歯石は、時間と共に悪臭を放ちます。その悪臭を、体臭と勘違いをする飼い主さんは多いです。
この場合、歯磨きを徹底して行い、ウェットキャットフードなど、歯に汚れが付きやすいフードをあげないようにしましょう。
体臭をおさえるキャットフードの特徴
猫の体臭を気にしている飼い主さんは少なくありません。しかし、体臭のケアについて詳しく知っている飼い主さんは多くありません。
体臭の原因の種類は多くないので、ケアの方法も限られており、決して難しくはありません。
その中でも、キャットフードにより体臭を改善できるケースもあります。
その方法は、キャットフードに使用している食材をチェックしながらフードを選ぶことです。
以下では、体臭をおさえるキャットフードの特徴についてご紹介します。
新鮮な原料を使用している
キャットフードによっては、病気や事故で死亡した動物の肉や、鶏のくちばしや羽根を使用しているフードがあります。このような低品質の食材を使用しているフードを与えるのは、体臭をさせる原因の一つです。
新鮮な食材は、健康な身体を作るために欠かせません。
そのため、新鮮な食材を原料として使用しているフードを選ぶようにしましょう。
オメガ3脂肪酸が豊富に含まれている
オメガ3脂肪酸は、皮膚や被毛をキレイにする働きがあり、体臭の原因となる皮脂の匂いを和らげる効果があります。また、オメガ3脂肪酸には、皮膚のコンディションを整える働きもあるため、皮膚が弱い猫にもオススメです。
体臭をおさえるキャットフードのあげ方
キャットフードの種類だけでなく、あげ方も変えると、体臭を抑えられる効果がより期待できます。以下では、体臭をおさえるキャットフードのあげ方についてご紹介します。
置き餌は絶対にしない
前項でもご紹介しましたが、置き餌は体臭をさせる原因です。置き餌をすると、キャットフードが腐敗し、それを食べ続ければ体調を崩し、体臭がしてしまうのは当然のことです。
そのため、置き餌は絶対にしてはいけません。
キャットフードをあげた後は歯磨きをする
キャットフードをあげた後は、歯磨きをしてあげましょう。歯に食べカスが残ると、その食べカスから臭いがし、体臭と勘違いすることがあります。
歯の寿命を延ばすためにも、歯磨きは欠かせません。
また、どうしても歯磨きをさせない猫には、歯磨きガムや歯磨き専用のドライキャットフードを与えてもいいでしょう。
体臭は、体力の低下を知らせるサインの一つです。
キャットフードで改善できればいいのですが、場合によっては内臓に支障が出ている可能性もあります。
キャットフードの切り替えだけでは体臭の改善がみられないときは、動物病院で検査をするといいでしょう。