キャットフードを小分けすることのメリット
大切な猫の主食であるキャットフードは、常に新鮮で美味しい状態を猫にあげたいものです。そのためには、キャットフードを小分けにすると良いでしょう。
そこで今回は、キャットフードを小分けすることのメリットについてご紹介します。
新鮮・良質な状態をキープする
キャットフードを小分けする最大のメリットともいえるのが、酸化を防ぐことです。キャットフードは開封と同時に酸化が始まります。
そのため、新鮮な食材を使い、尚且つ、ビタミンCやローズマリー抽出物といった天然由来の添加物を使っていても、開封後は1ヶ月ほどしか鮮度が保てません。
特にキャットフードは、ドッグフードなど、他のペットフードに比べて脂質が多く含まれているため、酸化をしやすいです。
酸化してしまったキャットフードは、匂いが悪くなるため、猫の食いつきも悪くなってしまいます。
猫に美味しいキャットフードをあげ続けるためにも、キャットフードを小分けにしましょう。
食事の管理がしやすい
キャットフードを㎏単位で購入すると、猫にどれくらい給餌をしたのか、分かりにくくなってしまいます。しかし小分けにしておけば、全体の量が把握しやすく、給餌量の過不足を減らすことができます。
小分けにする際は、1週間または1日といったような短期間でキャットフードの量を区分けすることで、より管理がしやすくなります。
また、ペットホテルやペットシッターに飼い猫を預ける際、給餌にミスが起きないために、1食分ずつ小分けにするよう、協力をお願いされる場合もあります。
このように、猫の給餌には過不足があってはならないのです。
このことから、キャットフードを小分けするのは大切なことです。
カビや細菌、虫などの繁殖を最小限に抑えることができる
猫が主食としているキャットフードは、総合栄養食(※)とよばれる栄養価の高いペットフードです。そのため、保存手段や管理を疎かにしていると、カビや細菌といったウイルスが繁殖しやすいです。
特に、梅雨や夏場といった湿度が高い時期は、カビや細菌が繁殖しやすいので、管理を徹底しなくてはいけません。
また、キャットフードの栄養価の高さと良い匂いに釣られ、フードのパッケージ内に潜り込んでしまう虫もいます。
そのような事態にならないためにもキャットフードの管理は徹底しなくてはいけません。
しかし、どんなに徹底していても、カビや細菌、虫などによってフードが痛んでしまうことはあります。
そんなとき、少しでも被害を少なくするため、キャットフードを小分けにしておくのは大切です。
(※)総合栄養食とは
総合栄養食とは、その製品と水だけで必要な栄養を確保できるフードのことです。
ジャーキーやスナックに比べて栄養バランスが優れている分、害虫などに侵されやすいです。
猫のイタズラ防止
ダイエット中などにより小腹が空いて、猫がキャットフードのパッケージを噛んでしまい、フードが散乱してしまったというお話を耳にすることがあります。猫は鼻が利くので、お腹が空くと自分でキャットフードの保管場所を探します。
猫にイタズラされないため、飼い主さんは猫の手の届かない場所にキャットフードを保管する必要があります。
しかし猫は跳躍力に優れているので、高い場所に置いても届いてしまいます。
その上、手先も起用なので、スライド式の棚やプッシュ式のフードストッカーであれば、殆どの猫が簡単に開けることができてしまいます。
そのため、イタズラによる被害を最小限にするためにも、小分けにしておくといいでしょう。
以上がキャットフードを小分けにすることのメリットです。
キャットフードの劣化や管理だけでなく、猫のイタズラを防止するためにも、フードを小分けにするのは大切なことです。
食事の時間を有意義にするためにも、キャットフードを小分けにしましょう。