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キャットフードの味(ビーフ・ラム)

良質なキャットフードの味は、使用している肉で殆どが決まります。
また、ビーフやラムのような特有の匂いがする肉は、その影響が強く、食べ慣れない子の場合、フードの食いつきが悪くなることもあります。
そこで今回は、キャットフードに使用されているビーフとラムの特徴についてご紹介します。

ビーフ

ビーフは牛肉と表記されることもある、栄養価の高い肉です。
ビーフには、アミノ酸やリノール酸、アラキドン酸といった猫が体内で生成できない必須栄養素が多く含まれているため、市販のキャットフードにも多く使用されています。

またビーフには、猫が好む匂いである脂肪分が多く含まれているので、食いつきが良くなる傾向にあります。
このことから肥満を心配する飼い主さんも多いのですが、L-カルニチン(※)という脂肪を燃焼する成分が豊富に含まれているので、ビーフを使用しているフードを食べたからといって、太りやすくなることはありません。

但し、脂肪分が多いということは、カロリーが他の肉を使用しているフードに比べて高いということです。
そのため、メーカーが指定する給餌量を超えて与えると肥満になるので、注意が必要です。

また、ビーフは猫がアレルギーを起こしやすい肉の一種です。
とはいえ、ビーフを使用しているフードを食べ続けなければ、アレルギーを引き起こすことは殆どない、といわれているので、あえて避ける必要はありません。
しかし、一度でも食物アレルギーを起こしたことがある猫は、他のアレルギー食材でも症状を繰り返すことがあるので、ビーフを使用しているフードは避けることが賢明です。

(※)L-カルニチンとは
L-カルニチンとは、アミノ酸の一種で、体内の脂肪を燃焼し、エネルギーに変換する栄養素です。
この文章だけを読むと、体内に蓄積された皮下脂肪を燃焼する効果がある、と思われる方もいるでしょう。
しかし、L-カルニチンは、食事として食べた脂肪を燃焼してエネルギーにする効果があります。
既に蓄えられた皮下脂肪や内臓脂肪は、エネルギーとして燃焼しきれなかった脂肪なので、L-カルニチンでは対処できません。

また、飼い猫のダイエットのためにL-カルニチン配合のサプリメントが販売されていますが、給餌には注意が必要です。
何故なら、L-カルニチンはビーフやラムといった天然の食材から摂取することで最大限の効果がみられるからです。
またサプリメントには、酸化防止剤など有害な添加物が使用されている場合もあるので、サプリメントから必要としている栄養素だけを摂取することは難しいでしょう。

ラム

ラムは羊肉と表記されることもある、低カロリーで高たんぱくな肉です。
ラムはビーフやチキンといった他の肉より原価が高いこともあり、他の肉を使用しているフードより高価であることが多いです。

また、ラムを使用しているフードは、ラム特有の匂いがします。
ラムの匂いを好む猫は多く、ラムを使用しているフードに切り替えてから、フードの食いつきが良くなる猫も多いです。

また、ラムもビーフ同様、脂肪分や糖分をエネルギーに変えるL-カルニチンが豊富に含まれています。
そのため、完全室内飼いによって運動不足になりがちな猫でも、ラムを使用しているフードを食べていれば太りにくい特徴があります。
さらに、ラムには代謝をアップする効果があるビタミンBが含まれています。
これらのことから、ラムはダイエットに最適のフードといえます。

ビーフやラムを使用したキャットフードはマイナーですが、徐々に種類が増えています。
今までチキンを使用したフードをメインに食べていた子は、ビーフやラム特有の匂いや味に抵抗を示すこともありますが、猫に必要な栄養が豊富に含まれているので、たまに与えるといいでしょう。