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キャットフードの添加物(合成着色料)

一般的に販売されているキャットフードには、合成着色料が使用されているフードが多いです。
しかし、知識が無かったり、人間用の食品に使用されたりしていることから、あまり危険視していない飼い主さんが多いです。
そこで今回は、キャットフードの添加物の一種である合成着色料についてご紹介します。

着色料には2種類ある

着色料には、今回のテーマでもある合成着色料の他に、自然着色料という植物や動物、鉱物などによって色を着けているものがあり、使用することでキャットフードの味に変化をもたらします。

一方、合成着色料は、赤、青、黄から成っている着色力の強い添加物です。
合成添加物を使用しているフードは、原材料に赤色〇号(赤〇)、青色〇号(青〇)、黄色〇号(黄〇)(〇には数字が入ります)などと表示されています。
また、合成着色料は天然着色料に比べて価格が安いので、低価格のフードに使用されていることが多いです。

合成着色料は、キャットフードの見た目をキレイにするために使う

合成着色料に限らず、着色料を添加すると見た目が鮮やかになり、美味しそうなキャットフードを作ることができます。
これにより、飼い主さんの購買意欲をそそることが目的といわれています。

ちなみに、猫は赤い色を識別することができないため、着色料を使用しても、猫がフードを鮮やかと認識することはありません。
むしろ、猫は匂いで食事の良し悪しを判断しているため、猫の食欲を増進するためには香料やフレーバーを使用することが一般的です。

合成着色料は、大量に摂取すると発がんやアレルギーの原因になる

合成着色料は食べ続けることにより、リスクを伴うことが分かっています。

例えば、赤色106号は、キャットフードだけでなく、人間が食べるカステラやきなこ、ハムやソーセージなどに使用されています。
しかし動物実験により、発がん性や遺伝子損傷を起こす可能性が高いことが確認されており、日本以外の国では使用が認められていません。

また、青色1号は、人間が食べるラムネ菓子やかき氷のブルーハワイ、清涼飲料などに使用され、キャットフードにも頻繁に使用されています。
しかし、ラットによる実験では、体重1㎏に対し2gを経口投与(※1)すると、50%の確率で対象が死に至ることが分かっています。

猫の場合、青色1号を添加されているフードを食べ続けると、体内に侵入したウィルスに対して身体が過敏に反応するといわれています。
また、青色1号に限らず、合成着色料を食べ続けることで体内に蓄積され、アレルギーを発症してしまうこともあり、繰り返し与えることは問題視されています。

(※1)経口投与とは
経口投与(けいこうとうよ)とは、生体に物質を口から投与する方法です。
今回の場合、ラットの口に青色1号を直接、投与したことになります。

人間や猫が青色1号を経口投与されることはありませんが、食べているので危険性は0%ではありません

合成着色料不使用のキャットフードを選ぶことをオススメ

合成着色料をキャットフードに使用することは、現時点では禁止されておらず、少量であれば問題無いと解釈しているメーカーもあります。

しかし、FDA(※2)では、アマランス(※3)などの着色料の使用を禁止しており、禁止される着色料の種類は今後、増えていくといわれています。

何度もお伝えしますが、着色料は人間がキレイに見えているだけで、猫にとっては必要ないものです。

猫の健康を維持したいのであれば、余計な添加物が使用されているものは避け、天然の食材をメインに使用したフード(※4)を与えることをオススメします。

(※2)FDAとは
FDA(アメリカ食品医薬品局)とは、アメリカ合衆国保健福祉省配下の政府機関です。
2007年に起きたペットフード大量リコール事件にて、キャットフードを始めとするペットフードの検査を行ったのがこの機関です。

(※3)アマランスとは
アマランスとは、着色料の一種です。
アマランスは、合成着色料と天然染料の2種類があります。

合成着色料のアマランスは別名、赤色2号とよばれており、FDAでは使用を禁止しています。
一方、天然着色料のアマランスはアマランサスという赤い花が特徴の観葉植物から採れる染料のことで、食品に用いられることはありません。
同じ名称なので注意して下さい。

(※4)天然の食材をメインに使用したフードについて
ホームセンターやスーパーなどで一般的に販売されているキャットフードは、合成着色料などの人工添加物を使用していることが多いです。

一方、ペットショップやネット通販では、肉や魚といった天然の食材をメインに使用しているフードが販売されています。
このような良質なキャットフードをプレミアムフードもしくはプレミアムキャットフードといいます。
そして、無添加フードやグレインフリー(穀類不使用)がこれに該当します。
プレミアムフードは高価ですが、良質な食材を使用しているため、猫の健康をサポートすることができます。

化学的に製造した添加物は、猫の身体に大きな負担をかけてしまいます。
それは合成着色料に関しても同じことです。
そのため、猫が健康に生活できるよう、合成着色料不使用のフードを選ぶことをオススメします。