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キャットフードの定義

キャットフードとは、猫の食事として使用することを目的として、工業的に生産された猫用飼料のことです。

キャットフードが普及する前は、猫まんまとよばれる人間の食事の余りなどが猫の餌として与えられていましたが、住環境や生活スタイルの変化に伴い、徐々にキャットフードが主流となりました。

そこで今回は、キャットフードの定義を栄養素、安全性、表示義務の3つに分けてご紹介します。

キャットフードには、猫に必要な栄養素が含まれている

本来、肉食動物である猫は、体内で生成することができないタウンやビタミンA、アラキドン酸などを必須栄養素としています。
また、5大栄養素とよばれる、たんぱく質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラルも必要な栄養素として指定されています。
そのため、総合栄養食(※1)のキャットフードには、これらの栄養素が必ず配合されており、日本やアメリカではAAFCO(※2)の栄養基準を参考に含有量が決められています。
また、AAFCOの栄養基準は1993年より改定されておらず、時代の変化に対応しきれていないとし、主にヨーロッパ諸国では、2008年9月よりFEDIAF(※3)の栄養と安全の基準を採用しています。

(※1)総合栄養食とは
総合栄養食とは、その製品と水だけで必要な栄養素を確保できるフードのことです。

(※2)AAFCOとは
AAFCO(米国飼料検査官協会)とは、ペットフードの安全基準や、ペットフードに関する情報を飼い主さんに分かりやすく伝える方法を定めている機関です。
この基準は、多くの国やメーカーが採用しており、日本でもキャットフードを含む多くのペットフードに採用されています。

(※3)FEDIAFとは
FEDIAF(欧州ペットフード工業会連合)とは、ペットフードの栄養と安全の基準を設けている機関です。

またFEDIAFとAAFCOでは、栄養基準や添加物の使用量などが異なります。
そのため、自国で製造したキャットフードを、異なる機関の基準を採用している国へ輸出する場合は、製造国の基準が採用されます。
つまり、日本で販売されているドイツやフランスといったヨーロッパ産のキャットフードは、FEDIAFの基準を採用しているフードが販売されています。

キャットフードは、ペットフード安全法の安全基準を満たしている

法律上、キャットフードは雑貨として位置づけられています。
しかし、猫が食べるものとして製造をしているため、一定の基準と規定が設けられており、それをペットフード安全法といいます。

ペットフード安全法が施行された2009年6月1日より前は、品質の悪いキャットフードや、大量の添加物が使用されたフードが、今よりも多く販売されていました。

しかし、この法律により、ペットとして飼育されている猫の飼料の見直しが行われ、危険視されていたBHAやBHT、エトキシキンや亜硝酸ナトリウムの添加物の含有量が定められるようになりました。
人間用の食品に添加されている量と比べてしまうと、発展途上ではありますが、この法律はキャットフードだけでなく、ペットフードに大きな変化をもたらしました。

キャットフードを販売するためには、一定の表示義務がある

キャットフードのパッケージには、多くの情報が表示されています。
これは、ペットフード安全法で定められているためです。

以下は、キャットフードのパッケージに表示しなければいけない事項です。

ペットフードの名称

その製品の名称だけでなく、その製品を食べる対象となる動物の種類を明記する必要があります。
このことから、キャットフードには商品名に猫用や子猫用などと表示されていることが多いです。

原材料名

その製品を製造する上で使用した食材や栄養素だけでなく、保存料や着色料、香料といった添加物まで、全ての原材料を表示することが義務付けられています。

賞味期限

キャットフードは法的には雑貨ですが、食べ物として猫に与えることを前提として製造されているため、賞味期限の表示が必要とされています。

事業者の名称と住所

事業者とはメーカーのことです。
個人で販売している場合は、その代表の氏名が表示されていることもあります。
また万が一にでも製品に不備があったときや、成分や原材料の問合せが必要となったときのため、事業者の住所の記載も必要です。

原産国名

その製品の最終加工をした国名を記載する義務があります。
包装やラッピングについてはこれに該当せず、あくまでフードの成型行程などを完了した国を表示します。

日本で販売されているキャットフードの殆どが、AAFCOの基準を採用しています。
それは、キャットフード安全法で定められている基準が一部の添加物や成分に限られており、キャットフード安全法で定められていない添加物については、各メーカーが独自に安全基準を設けて製造を行っているためです。

キャットフードはペットとして飼育されている猫に与えることを前提として製造されており、それを定義としていますが、未だ改善点が多いことが現状です。