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キャットフードの原材料(肉副産物・ミート副産物・肉粉・ミートミール)

キャットフードの原材料として頻繁に使われている、肉副産物、ミート副産物、肉粉、ミートミールの4種類の素材ですが、あなたはこの素材の詳細についてご存知でしょうか。
素材について知ると、キャットフード選びがより慎重になることでしょう。
そこで今回は、キャットフードの原材料である、肉副産物、ミート副産物、肉粉、ミートミールについてご紹介します。

肉副産物、ミート副産物、肉粉、ミートミールとは

まず、副産物についてご紹介します。
副産物とは、その製品を生産する過程で、それに付随して得られる他の産物のことを指します。
肉副産物などの場合、骨や血、毛や蹄(ひづめ)などが副産物に該当します。

そして、副産物を高圧、高温により処理をしたものを肉副産物、ミート副産物、肉粉、ミートミールと呼びます。

また、肉副産物などを利用する際には以下の規定を守らなくてはいけません。

カルシウムの含有量は、リンの2.2倍以下
ペプシン(※)で消化できない粗たんぱく質は、9%以下
ペプシンで消化できない残留物は、12%以下

(※)ペプシンとは
ペプシンは、消化酵素の一種です。
たんぱく質を分解する働きがあります。

肉副産物は危険で粗悪なものなのか?

肉副産物と似たものに肉骨粉(ミートボーンミール)があります。
以前、肉骨粉は人間用の食品として加工される家畜の牛の飼料として給餌をしていました。
しかし、2001年に日本で初めて牛海綿状脳症(BSEともいう)が発生したことにより、牛への肉骨粉などの給餌が法的に禁止されました。

しかし、ペットフードや肥料用としてなら、一部の肉骨粉などの使用が許可されることとなりました。
その際、製造基準を設定し、肥飼料検査所が製造基準への適合性を確認することが条件として加わりました。

そして2009年6月、アメリカでメラミンが混入されたペットフードにより、多くの猫や犬が被害を受けた大量リコール事件(2007年春)を受け、ペットフード安全法(愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律)が施行されました。
これに伴い、キャットフードの安全性が高まり、危険視されていた肉骨粉等の製造工場なども立入調査が可能となりました。
批判されることが多い肉骨粉などの肉副産物ですが、一概に「危険で粗悪なもの」とは言えないのです。

安全な肉副産物の見分け方とは

前項でご紹介した通り、肉副産物の安全性はかなり高まりました。
しかし、全ての肉副産物が安全とは限りません。
一部の業者では、車にひかれたり、薬を投与されたりして死亡した動物を廃棄物業者から引き取り、肉副産物などとしてキャットフードに使用している場合もあり、新聞の記事になったこともありました。

しかし、肉副産物やミートミールだからといって、絶対に危険とは限りません。
一部のキャットフードでは、ミートミールを製造する際に使用している肉の産地や部位を紹介しています。
良質な原材料を使っているメーカーは、製品のHPやパッケージで、その安全性をしっかりと説明していることが多いので、安全な肉産物を見極める際には参考にしてください。

キャットフードは原価が高価な肉を使用しています。
そのため、低価格で販売するのは非常に難しいです。
それでも、低価格で販売できているのは、低品質で低価格な素材を使っているという理由が大半です。

飼い主さんによっては、安いフード=良いフードとして認識している方もいます。
それは、経済的に良いフードであり、猫の健康に良いフードではありません。
飼い猫を健康に長生きさせるためには、良質なミートミール等を使っているフードを選ぶようにしましょう。