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アレルギーになる可能性のあるキャットフードの原料

キャットフードを作るためには、多くの原材料が使用されています。
その中には、猫がアレルギーを起こす可能性が高い素材も使用されています。
そこで今回は、アレルギーになる可能性があるキャットフードの原材料ごとに、その特徴と注意点をご紹介します。
そして最後に、キャットフードによるアレルギーと勘違いをした飼い主さんの事例をご紹介します。

穀類は、消化と吸収が苦手なのでアレルギーになる可能性がある

とうもろこしや小麦といった穀類は、キャットフードの原材料の中で、最もアレルギーを起こしやすいといわれています。

その理由の一つに、消化と吸収の悪さが挙げられます。
猫は肉食動物のため、腸が短く、よく噛まずに飲み込む習性があります。
つまり、消化、吸収に時間がかかる穀類を食べると、身体に負担をかけてしまいます。

しかし、日本で一般的に販売しているキャットフードは、穀類を主原料にしているフードが多いです。
長期間、穀類を主原料としたフードを食べ続けることで、身体が穀類による負担に対応しきれず、アレルギー反応を起こしてしまう猫がいます。

そのため、グレインフリーという穀物を一切使用していないフードを普段の給餌に取り入れ、穀類が主原料のフードばかりを与え続けることを控えましょう。

乳製品は、糖類の量が異なるのでアレルギーになる可能性がある

ミルクやチーズといった乳製品には、ラクトース(乳糖ともいう)という糖類が含まれています。
ラクトースを分解するためには、ラクターゼという酵素が必要ですが、猫にはラクターゼが十分に備わっていません。
そのため、乳製品が使われているキャットフードを与えると下痢をすることがあり、与え続けると、アレルギー反応を引き起こすこともあります。

猫専用のミルクやチーズにはラクトースが含まれていないため、下痢やアレルギーを起こすことはありません。

人工添加物は、体内に蓄積されるのでアレルギーになる可能性がある

キャットフードには、香料や着色料、酸化防止剤といった人工添加物が使用されており、日本以外の国では使用が禁止されている赤色106号(着色料の一種)や、発がんの可能性があるBHA(酸化防止剤の一種)が使用されているフードも多いです。

添加物は長期間、食べ続けることで、内臓にダメージを与え、免疫力を低下させます。
また、内臓機能の低下により、身体に蓄積された添加物を体外へ排出することができず、アレルギー反応を引き起こしてしまうこともあります。

そのため、添加物が使用されているキャットフードばかりを与えるのではなく、無添加のフードもローテーションをして与えるといいでしょう。
ローズマリーやトコフェロールなどの、安全な天然の添加物が使われているキャットフードもあります。

肉や魚は、体質に合わないのでアレルギーになる可能性がある

肉や魚は、ここまでご紹介してきたキャットフードの原材料ほど、アレルギー反応が出やすい食材ではありません。

ところが、すべてのたんぱく質がアレルギーを起こす可能性があります。
但し、どの食材に含まれるたんぱく質にアレルギー反応を起こすのかは、その猫によって違います。

このように、たんぱく質が原因により食物アレルギーを発症する猫は、加水分解タンパクが使われているキャットフードをあげると良いです。
加水分解タンパクは、通常のたんぱく質より細かい粒子になっているため、通常のたんぱく質に比べ、消化や吸収に負担がかけにくいです。

また、サーモンやニシンといった魚やベニソン(鹿)はアレルギーを起こしにくいことが分かっているため、食物アレルギーの猫用のキャットフードに使用されることが多いです。

【注意事項】キャットフードによるアレルギーと勘違いをする事例

キャットフードによるアレルギーと思っていても、理由が別にある場合があります。
それは、保存方法です。

キャットフードは、真空容器やストッカーといった空気に触れにくい容器に入れ、高温、多湿を避けて保存することが適しています。

しかし、飼い主さんによっては、適当な容器や場所で保管している場合があります。
そうすると、フードが劣化したり、容器の中でダニなどの虫が発生したりします。

このようなフードを食べてしまい、猫がアレルギー反応を起していることも珍しくありません。

アレルギー検査を受けても理由が分からない場合、フードの保管方法を再確認することをオススメします。

猫は嗅覚が優れた動物です。
そのため、自分の体質に合わないキャットフードは食べない猫もいます。

猫が執拗にキャットフードを食べない場合は、他のフードに切り替えるなど、対策を取ってあげるといいでしょう。