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キャットフードに含まれている栄養素(ミネラル)

キャットフードには、猫が健康を維持するための栄養素がバランス良く含まれています。
しかし、フードによって栄養素の含有量は微妙に違います。
たんぱく質のように、多く摂取する必要がある栄養素の場合、小さな誤差は大した問題ではありません。
しかし、ミネラルのように摂取量が少ない栄養素に関しては、小さな誤差が大きな問題になることもあります。
そこで今回は、キャットフードの原材料の一つである、ミネラルについてご紹介します。

ミネラルはバランス良く摂取することで、身体の機能を整える働きがある

ミネラルとは、カルシウムやリン、マグネシウムなどのことです。

ミネラルはバランス良く摂取することで、正しく機能します。
しかし、特定のミネラルを過剰に摂取すると、他のミネラルの吸収だけでなく、たんぱく質やビタミンの吸収も妨げてしまい、他の栄養素が欠乏してしまう恐れがあります。

またミネラルは、たんぱく質や脂質のように多く摂取する必要はありません。
肉食動物である猫にとって、ミネラルの過剰な摂取は腎臓などの泌尿器系を傷付けるリスクを高めてしまいます。

バランス良くミネラルを補給するためには、それぞれのミネラルがどのような働きをしているのか、知ることが大切です。

猫が必要とする主なミネラルは12種類

猫が必要とするミネラルは、主に12種類あるといわれています。
以下では、猫の必須ミネラルの一部をご紹介します。

カルシウム

カルシウムは、骨や歯の健康を維持するために必要なミネラルです。
カルシウムはビタミンDとの相性が良く、ビタミンDをバランス良く補給することで、カルシウムを効率良く摂取できます。
そのため、骨が弱っているからといって、ミルクやミルクパウダーを多く使用しているキャットフードを選んでも、効果はあまり期待できません。
骨の健康を維持するためには、そのキャットフードにビタミンDが含有されていることを確認すると、より良いです。

リン

リンは、炭水化物や脂質をエネルギーに変える働きがあり、脳の形成にも欠かせない働きをしています。

特に、カルシウムとのバランスが重要で、リンとカルシウムの比率は、1:1または1:2が理想的とされています。
このバランスが崩れると、骨折しやすくなったり、骨の中のカルシウムが血中に溶け出したりしてしまうため、この2種類の成分のバランスが良いキャットフードを選ぶようにしましょう。

マグネシウム

マグネシウムは、アミノ酸や脂質をエネルギーに変える働きがあります。

マグネシウムは、カルシウムやリンを過剰に摂取すると吸収が悪くなり、尿として排出される際、カルシウムやリンと結合し、尿石症になることもあります。

ちなみに、AAFCO(※1)によると、成猫のキャットフードに含まれるマグネシウムの量は、全体の0.04%が良いとされています。

(※1)AAFCOとは
AAFCO(米国飼料検査官協会)とは、キャットフードを作る際の栄養基準を設けている機関のことです。
強制力はありませんが、多くの国でAAFCOの栄養基準が採用されています。
また日本では、ペットフード公正取引協議会の規約で、総合栄養食(※2)の栄養基準にAAFCOの基準を採用しています。

(※2)総合栄養食
総合栄養食とは、そのフードと水だけで必要な栄養素を確保することができるフードのことです。

キャットフードのパッケージに表示されている成分分析値は確認しましょう

キャットフードのパッケージには、成分分析値が表示されています。
この成分分析値には、ミネラルだけでなく、たんぱく質や脂質といった、フードに含まれている栄養素の割合も示されています。

ミネラルの場合、灰分や粗灰分、ミネラル類などと表示されることが多く、カルシウムやリンといったミネラルの詳細な種類まで記載されていることは少ないです。

しかし、より良質なキャットフードを飼い猫に与える場合は、ミネラルの種類を記載しているフードを選び、含まれている種類の割合をチェックすることが大切です。

ミネラルは他の栄養素に比べ、多く必要な栄養素ではありません。
しかし、無くてはならない栄養素です。

キャットフードによっては、全ての栄養素をバランス良く摂取できるように、ミネラルとビタミンのバランスを考慮して作っているフードもあります。

成分分析表をチェックし、より効率良くミネラルの摂取ができるフードを探してみてはいかがでしょうか。