猫種別専門のキャットフード(メインクーン用キャットフード)
メインクーンは猫界で最も大きな猫として知られています。大きい子では、中型犬程度まで成長する場合もあります。
それ程までに大きく成長するメインクーンは、一般的なサイズの猫と同じ食生活をしていると、栄養に偏りが出てしまいます。
そこで今回は、猫種別専門キャットフードの内、メインクーン用キャットフードについてご紹介します。
メインクーンの特徴
ふさふさとした被毛に、タフトと呼ばれる耳先の飾り毛は、メインクーンの魅力を一層、引き立たせます。以下では、メインクーンに給餌を行う際に知っておくと便利な特徴についてご紹介します。
長毛種
メインクーンは長い被毛が特徴の猫です。そのため、こまめにブラッシングをしないと、グルーミングをした際に大量のムダ毛を飲み込んでしまい、毛球症(消化器官に溜まった毛玉により通過障害が起こる病気)になる可能性があるので注意しましょう。
大型種
メインクーンは、ペットとして飼育されているイエネコの中で最も大きな品種です。大型種は品種改良の際、一般的な猫に比べ、あまり改良が加えられないことが多いので、より野生に近いです。
そのため、高たんぱくで高カロリーな食事をさせ、たくさん運動させることが健康に繋がります。
大食い
メインクーンは大食いな猫です。そのため、運動も他の大型種に比べて多く必要です。
他に類を見ない魅力があるので人気は高いですが、お世話の手間が掛かります。
メインクーン用キャットフードの特徴
前項でもご紹介した通り、メインクーンは食いしん坊なため、あまり好き嫌いはしません。しかし、大型種ならではのトラブルもあるので、それらをケアしたフードを与えるとよりいいでしょう。
以下では、メインクーン用キャットフードの主な特徴についてご紹介します。
心臓のケア
メインクーンは、肥大性心筋症という心臓病を発症しやすいことが分かっており、特に7歳以上のオスが発症しやすいです。そのため、タウリンやDHAなどを配合し、心臓病を未然に防ぐためのサポートをしているキャットフードがあります。
骨や関節のケア
メインクーンは体が大きいので、体重が重く、一般的な猫と比べて骨や関節に負担がかかります。そのため、EPAなどを配合して中性脂肪を減少させ、太りにくくするサポートができます。
健康的な皮膚と被毛をケア
皮膚と被毛は健康のバロメーターです。思わず触りたくなるようなふわふわした毛をしているときの猫は健康そのものですが、毛がカサカサしていたり、皮膚が赤黒いときは、体調不良のサインです。
毛を美しくするためには、アミノ酸やビタミンなどが利くため、それらの栄養素が含まれているキャットフードがオススメです。
フードの形にこだわりがある
キャットフードの形状は、業者により様々ですが、猫の種別にキャットフードを製造している業者の場合、専門としている猫が食べやすい形状のフードを製造しています。メインクーンの場合は、顎が短いのでキューブ状などにして、口に入れたフードを食べこぼしにくくしているものが多いです。
メインクーンは穏やかな性格が魅力の大型種です。
一緒にいると安心感を与えてくれるので、女性や子どもにも人気が高いです。
しかし、日本の住環境での生活は少し窮屈なため、広い敷地を有しているご家庭で飼育することをオススメします。